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不安症について

カウンセリング東京:「不安症」

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社会恐怖症(SAD)

社会恐怖症(SAD)はとても一般的な問題で、症状が軽い人も含めて人口の10%近くになります。 SADは、社交的な設定で恥をかくことがありうるような場面に対する過度の恐怖感が定義とされます。それはたくさんの社交場面に総合されることもあれば、単独やいくつかの限られた場面に絞られることもあります。最も一般的な体系は、人の前で話す際の過度の不安感です。人によっては顔が赤くなったり、いらいらしたり、声や手が震えたりします。状況によっては認識のない人に初めて会うことに恐怖感を感じたり、公衆トイレを使うことができなかったり、公衆の面前での飲食又は何かを書くことに恐怖感を持つことなどです。回避することでそれが大きく主観的なストレスや自身の機能において重大な損傷となります。対人恐怖症は家系に広がる傾向があります。

心理的メカニズムとは、自尊心に欠けている人がこの自身の問題を、自分と会ったり話したりしている相手に投影(精神防衛機制)し、これにより不安感を増幅してしまうことです。

教育やエクスポージャートレーニング、心理療法、また薬による治療など、これらは通常社会恐怖症に有効的でよい反応を示します。

強迫性障害(OCD)

強迫性障害(OCD)には2つの種類があります。1つは強迫観念を持っている場合と、もう1つは強迫観念と激しい衝動との両方を兼ね備えており、その強迫観念中に行動として見受けられます。これらの強迫観念や行動にはとても時間がかかるか、または大きなストレスの原因、生活の妨げになるため、本人はその極端な性質を認識しています。

強迫性障害はしつこい考え、衝動やそのイメージがくり返し起こります。 これらは汚濁(例:本人が何らかの汚染されたものに触ったなど)、くり返し起こる疑い(例:事故で誰かを負傷させてしまった、電線が危険な周波を発している、物事を厳しい順に従わせることに執着する、誰かを傷つけたり殺してしまうかもしれないという衝動に駆られる、など)に関係する傾向があります。古新聞やゴミを家に溜め込む人は、強迫性障害を持つことが多く、ゴミの中にいつか必要となるかもしれない大切なものがあるのではないかという疑いを取り除くことができません。

激しい衝動は繰り返される行動で、しばしばその強迫観念や妄想に対する、それを抑制しようとしたり自然にしようとしたりする反応で(例:極度の手洗い、数かぞえ、確認の繰り返し、祈りの繰り返しなど)、中には風習のようになっていることもあります(例:出かける前に家中を回り5回鍵を閉める)。これらの衝動は、パートナーや夫婦間ではとても難しい問題で、しばしばぶつかり合いの原因となります。 

強迫観念や衝動は、極度に病的傾向のある考えや行動で、健康な人々にはごく少ない程度で起こり、これらの考えや行動は社交的な場面や職場で重大な問題の原因となりうるのです。これらの病気を抱える人のうちほとんどが成人前にその兆候を現し始め、親族内の強迫性障害を抱える割合は一般人口との割合に比べ高く、一卵性双生児の方が二卵性双生児より遺伝子的にも共に発症しやすい研究結果が出ています。上記にあるように、 Pub Med、米国国立医学図書館のウェブサイトなどで「obsessive compulsive disorder and brain scan」などと記入し検索すると、強迫性障害の生物学的な研究結果がみることができます。 

教育、恐怖エクスポージャートレーニング、衝動に対する行動修正、心理療法、そして薬による治療は強迫性障害に役立つでしょう。しかし、中にはこれらの様々に組み合わされた徹底的で複雑な治療に対し、部分的又は完全に抵抗する人もいます。

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